配属希望の方へ

梅舘研究室は, 「ソフトロボティクス」や「自律分散制御」に興味がある,やる気と行動力のある学生を募集しています.繊維・柔軟素材の研究開発の歴史を100年以上持つ信州大学繊維学部でしかできないソフトロボットづくりを通して,分野融合的な問題解決能力を習得する場を提供します.

Photo by Marvin Meyer on Unsplash

このラボは「研究活動という試行錯誤を通じて、これからの世界を生き抜ける能力を獲得できる学び合いの場を提供する」ことを目的とします。ますます不安定化する社会で生き抜くためには,貴方のことを知らない他人から見て,貴方が何をできる人間か?を客観的に示さなければいけません.英語であればTOEICやTOEFLの点数ですが,科学者やエンジニアの場合は,今までどんなものを作ってきたか?誰も解いたこともない問題をどれだけ解いたか?誰も作り上げたこともない意味のあるモノ・サービスをどれだけ創ったか?が問われます.就職する時,転職する時,誰かが貴方をプロジェクトに誘うか決める時,貴方を雇う/誘う側は,貴方が創った作品リストの質と量を見て,貴方の能力を判断します.

このラボでは,貴方の作品リストの量と質を豊かにするお手伝いをします.そのような方が集い,学び合える場を提供します.当研究室と関わりにある国内外の方々と一緒に、楽しく研究活動を行っていきましょう.

研究テーマ選びと研究活動

本研究室は,
(1)皆さんの興味や関心を中心に,ソフトロボティクス,自律分散制御,繊維などの信州大学繊維学部と梅舘研の強みとする技術や学問を絡めた研究のテーマを各自で設定してもらう方法と,
(2)教員の側で予め設定した複数の研究テーマから選ぶ
のどちらかでテーマ設定を行います.((2)は(1)では自由度が多すぎて決められないという学生からの意見を踏まえて,2021年度からは用意することにしました)

当研究室では,全ての研究室メンバーに「研究活動という試行錯誤を通じて、これからの世界を生き抜ける能力を獲得できる学び合いの場を提供する」ために,下記のようなスケジュールと手厚いサポート体制を敷いています:

  • 研究テーマ決定のための調査発表会:一人一つ,自らの研究テーマに最も近い論文を選び,論文を精読し,他の研究メンバーにその研究内容を発表してもらいます.この調査発表会を4-5月に半日から1日かけて開催します.他のメンバーの発表も聞くことで,研究のトレンドや他の研究者がどうやって問題を解いているかを学びます.
  • 研究テーマを決めるための議論:各人のやりたいことと,当研究室の強みや,研究分野のトレンドなどをすり合わせ,各人の研究テーマ決定を行います.この議論は,テーマが決定するまで教員や既存の研究室メンバーと繰り返し行い,研究を行う当事者である貴方が納得でき且つやり遂げることに意味のある研究テーマ設定を行います.
  • 平日毎日のランチミーティング:日々の研究活動や就活などの不安や疑問に細かく応えるために,梅舘研では平日毎日30分程度のランチミーティングを開催ています.始めの15分は1-2週間に一回ほどの頻度で一人の担当者がまとまった研究進捗,研究に関する議論,最近読み終えて面白かった本や就活の進捗などの発表を行い,一人の研究室メンバーが1-2週間何をやったかを発表し情報共有します.残りの15分は,一人一分程度で今日何をするかをみんなの前で宣言します.当研究室はコアタイムは設定していません.その代わり,この進捗報告だけはきっちりやってもらいます.
  • Notionを用いた研究ノートや関連研究の共有:当研究室では共同編集可能でデータベース機能を有するNotionというサービスを用いて,研究進捗や関連研究などを共有や共同執筆を行っています.装置の使い方や,論文の書き方,プレゼンのロジックの組て方に関する動画や資料なども,このサービスを用いて共有しています.学内での実験や議論と合わせて,インターネット上の情報共有や意見交換の場を通じて,皆さんに学び合いの場を提供します.
  • 清潔感のあるオフィス環境・作業スペースの提供:皆さんが毎日来たくなるような,家族や友達に自慢できるような研究室空間の提供を目指しています.下の360度動画が,皆さんに利用してもらうFab Roomの内観です(2021年初頭,現在は220室や3Dプリンタなどの機材も増え,少し変わっています).席が固定してしまうと,話す人が固定化し,新しい発想も生まれなくなるのでフリーアドレス制にし,209号室(Fab Room)をオフィス兼議論スペース,220号室(Machine Room)を実験装置兼実験スペースに当てています.教員室は212号室で,執筆ミーティングや議論に使います.
  • デジタルファブリケーションを中心とした工作装置:カーボンファイバーを補強材としてプリントできる3Dプリンタ,木材や布などの切断や彫刻が可能なレーザー加工機,3次元空間の物体の位置を正確に計測可能なモーションキャプチャ,柔軟な素材も造形できる3Dプリンター,電子回路用作成ミルなど,思いついたアイディアをその場で形にできるように工作・実験機器を揃えています
  • 国際学会や英文学術雑誌への発表・投稿のサポート:みなさんが丹精を込めて作り上げた作品,日本語で発表するよりも,英語で発表するほうが遥かに多くの人に見てもらうことができます.当研究室のディレクターは,米国ボストンにあるTufts大学での3年間の研究キャリアを持ち,多数の国際学会や英文学術雑にて研究成果を発表してきました.その経験を生かして,みなさんの国際学会や英文学術へ発表・投稿を強力にサポートします.

研究室メンバーのMust事項

下記のことが満たせない場合は,単位が取得できない場合があります.ご了承ください.

  • 平日にほぼ毎日行っているランチミーティングには,基本的に参加して下さい.インターン,教育実習,就職かつなどのやむを得ない事情の場合は欠席して構いません.
  • 最低年1つ学会,学術誌,発明届などのいずれかで学外に対して研究成果を発表してください.学会リストや投稿先学術誌リストはNotionで共有しています.貴方が出来る人間であることを客観的に示して下さい.特許や製品づくりでも構いません.結果がでるのに1年以上要する大きなテーマ設定の場合は,要相談で場合によっては例外も認めます.
  • 自分が使い終わった場所やものは片付け,整理整頓を心がけて下さい.散らかったは作業スペース,材料や工作機器の煩雑な取り扱いは,自分と他人の命を危機にさらすことさえあります.整理整頓を心掛け,お互いに心地良い空間づくりに配慮しましょう.

修士から当研修室を希望される方へ

当研究室は,大学院一年生(修士)から当研究室を希望される,学外からのやる気のあるメンバーも歓迎します.当研究室初期メンバー2人は,修士からの梅舘研所属でしたが,両人とも素晴らしい研究をやり遂げてくれました.ぜひ,学部のときの経験を活かして,当研究室でも活躍してもらえればと思います.ただし,テーマは大学院入学前から何回か打ち合わせを設けて,取り組むべき研究テーマをブラッシュアップした方が良いと思います.当研究室に修士から所属希望の方,ぜひ下記e-mailアドレスまでご連絡をお願いします.

研究室の見学を希望される方へ

研究室配属前の学部生,大学院入試を検討中の方など,当研究室に興味のある方には随時見学を受け付けています.以下までご連絡ください.

電話:0268-21-5379
E-mail:umedachi [at] shinshu-u.ac.jp ([at] の部分を @ に置き換えてください)

参考

2020年4月 新B4への研究室ガイダンス(動画)
信州大学学内のみにアクセスを制限しています.